1952-05-19 第13回国会 参議院 本会議 第41号
殊に講和集約の未調印国人の著作権について何らの処置を講じないのは甚だしい怠慢と認めねばならない旨の討論があり、相馬委員は、本法案は戰時中放置された著作権関係がベルヌ條約によることを明確にしたこと、及び第三者対抗要件としての登録制度を確定したこと等においてその功績を認められねばならないが、将来政府において外国における我が国人の著作権の保護に万全の努力を要望する旨を述べられ、本案に賛成の意見を述べられ、
殊に講和集約の未調印国人の著作権について何らの処置を講じないのは甚だしい怠慢と認めねばならない旨の討論があり、相馬委員は、本法案は戰時中放置された著作権関係がベルヌ條約によることを明確にしたこと、及び第三者対抗要件としての登録制度を確定したこと等においてその功績を認められねばならないが、将来政府において外国における我が国人の著作権の保護に万全の努力を要望する旨を述べられ、本案に賛成の意見を述べられ、
若し講和集約ができて、日本の漁業権が拡張されるという面よりも、今よりも拡張されないという面が非常に多いわけです。例えばマツカーサーラインというものが排除せられても、アメリカその他の国々との関係というものは講和條約の締結によつてマツカーサーラインが除去されるということになつても、現実の東支那海における漁業というものは解消されないわけですね。
然るに講和集約ができて、在外資産の補償の問題というようなことも当然起るとして、それとは切離して講和前にこの問題を処理すべきである。若し講和の準備ということから言えば、当然在外資産の補償の換算のレート等についてもそろそろ政府としては心がまえができていなければならん。而もそれに先行すべき借入金の問題をいつまでもきめかねる。